【学習回】パラベンは怖いもの?今だから知りたい「パラベンフリー」について

【学習回】パラベンは怖いもの?今だから知りたい「パラベンフリー」について

こんにちは!hibinoブログをご覧いただきありがとうございます。

前回はオーガニックとは何か?というところから、オーガニックの調べ方やhibinoで考えるオーガニックの価値についてお伝えさせていただきましたが、今回はコスメや健康を考える上で大事な〇〇フリーのうちから一つ。
「パラベン」についてお伝えさせていただきます。

・「パラベン」とは何か?
・なぜパラベンフリーを掲げているアイテムが次々と出てきているのか? などをご紹介していけたらと思います。

この記事が、パラベンありorフリーのアイテムのどちらを使用しよう、とご覧いただいた方ご自身がお選びいただける参考になれば幸いです!

【パラベンとは?】

「パラベン」と聞いて、皆様は何であるか想像できますでしょうか?
私は正直なところわかりませんでした。
そのためまずは「パラベン」とは何かを確認してみましょう。

化粧品、食品、医薬品には微生物による汚染を防ぐため、防腐剤が使用されることがあります。中でも、パラベン類は人体に対する毒性が低く、微生物、特にカビや酵母に対して効果的であるために良く使用されています。 パラベンの物質名は『パラヒドロキシ安息香酸エステル(別名:パラオキシ安息香酸エステル)』です。いくつかの種類のあるパラベンの中でも、一般的にはメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンが主に使用されています。
※引用元:上野製薬株式会社 化学薬品「パラベン」

パラベンは80年以上前から防腐剤として化粧品や食品に使われている物質とのことです。
化粧品に加えると長期保存が可能になり、比較的人体に優しい防腐剤ともいわれます。

化粧品や食品などを腐食させる菌は、手や空中などあらゆるところにあるため、一度パッケージを開けてしまうとそれだけで腐り始める原因となります。
腐食を予防しているのが防腐剤であり、化学物質の中で比較的安全といえるのがパラベンです。

【パラベンのデメリットとは】

それでは、なぜパラベンフリーを謳うアイテムが出てきているのでしょうか。
パラベンは人によっては、アレルギーが引き起こされるリスクがあるためといわれます。

パラベンは、1924年に初めて医薬品の防腐剤として使用され、約1世紀の歴史があります。
長年使用され、防腐効果や安定性が高いと評価されている成分です。

しかし、パラベンの主たる副作用には、皮膚への塗布や摂取によって皮膚炎や湿疹などのアレルギー反応の可能性があります。
これがあるため、化粧品の全成分表示が義務付けられる以前は、配合したら表示しなければならない「旧表示指定成分」のリストに含まれていました。

アレルギーを起こす人は、1000人中3人くらいの確率だそうです。
0.3%を多いと考えるか、少ないと考えるかは難しいところですね。
パラベン入りの化粧品を使っていて心当たりがある方は、皮膚科医に相談してみるのがオススメです。
※引用元:かけこみコスメ寺 パラベンとは -パラベンフリーって本当に良いの?-

そのほかに、パラベンはEUでは1アイテムにつき使用する量に制限がかかっています。
生殖や環境に問題が出る可能性があるともいい、メチルパラベンは最大濃度0.4%(酸換算)、プチルパラベンは0.14%(酸換算)の濃度が最大といわれています。

通常販売されている化粧品等に含まれるパラベンの量は基準よりも下回っていますが、規制がかかっているものと聞くと、できれば入っていないほうがいいと思えますよね。
パラベンは危険な物質とは現状では言えませんが、安全性に賛否がある成分といえるのかもしれません。
参考:CIRS NEWS https://jp.cirs-group.com/sccs-issued-preliminary-opinions-on-methylparaben-and-butylparaben-nihongo

【パラベンフリー=防腐剤不使用ではない】

ここまで読んでいただいて、パラベンが入っていないアイテムがいい、と考えたとしても、防腐剤が入っていないことで雑菌が入るリスクがあるものも使用したくはありませんよね。

ですが安心していただきたいのは、パラベンフリーだからといって防腐剤を使用していない、というわけではないことです。

例えば、hibinoでお取り扱いしているアイテムの中でパラベンフリーのものに、`ala Lehua(アラレフア)のハンドウォッシュをはじめとしたアイテムがあります。

全成分を確認いただいてもやはりパラベンは入っていませんが、その代わりフェノキシエタノールが防腐剤として使用されています。

このフェノキシエタノールは、よくパラベンの代わりに使われているといわれる防腐剤で、102種類の旧表示指定成分の中に入っていないため、よく無添加化粧品などにも入っています。

その点でいうと安心と思われるのですが、フェノキシエタノールもパラベンと同じく合成防腐剤で、同様に配合に規制があるといわれているため、必ずしも完全に無添加ではないことを知っておかなければなりませんね。 参考:オーガニックコスメ協会

`ala Lehua(アラレフア)のハンドウォッシュは99%は天然成分で作られていますが、残りの1%でフェノキシエタノールなどの一部合成化学剤で防腐しているようです。
できる限りの天然成分と安全性、広い場所で受け入れられる成分を使って作ったアイテムだと考えられます。

また、他にもhibinoで取り扱うパラベンフリーのアイテムの中で、Snow Fox Skincareのアイテムがありますが、パラベンもフェノキシエタノールも使わず、レウコノストックという天然成分の防腐剤を使っています。

すべてのアイテムの中で刺激となりうる可能性がある成分を排除し、ヴィーガンの原料を使うこだわりです。 参考:Snow Fox Skincare 

【成分を気にしつつも、ご自身に合ったアイテムを】

取りざたされていることも多くなってきたパラベンについて調べてみましたが、安全性に賛否がありつつも、アレルギーなど問題になる方、ならない方がいるのは、様々な成分と一緒なのではないかという説もありました。

もちろんできる限りの天然成分や、ヴィーガンであるからこそ肌や体に良いアイテムも多々ありますが、ご自身にあっていなかったら本末転倒です。

とはいえ、安全性に賛否があるものは少々気になるもの。

少なくとも、hibinoでは、スタッフが良いと思ったからこそ現在のアイテムをお取り扱いしております。
「パラベンフリー」であることが絶対条件ではありませんが、現在のアイテムはパラベンフリーであり、なおかつ良いアイテムであるからこそ取り扱い続けています。

hibinoでは、実際に使っているスタッフが多数いるため、使用感などのご質問にも喜んでお答えいたします。
ご質問などがありましたら、ぜひお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

そして、成分を気にしつつも、ご自身に合ったものをお使いいただくために、お手に取っていただければと思います。

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